今回は、指導科目で学ぶ「コーチングスキルのメリット・デメリット」について考えたいと思います。
皆さんは「コーチング」と「ティーチング」の違いをご存知でしょうか?
因みに違いは下記のように定義しています。
〇コーチングとは?
クライアント(受益者)の問題解決や目標達成のために、思考と行動をサポートするパートナーシップのことです。スポーツだけでなくビジネスや教育現場でもよく耳にする言葉ではないでしょうか。
〇ティーチングとは?
知っている人が知らない人に教える指導方法です。学校教育や組織の人材育成や生涯教育など、最もなじみのある指導方法ではないでしょうか。
では、基本的なコーチングとはどのようなものでしょうか?
講座では、特に3つのコーチングスキルについて取り上げています。
①シンクロコーチング
②フリーズコーチング
③ミーティング
ここでは「シンクロコーチング」について考えていきます。
〇シンクロコーチングとは?
トレーニング中の選手に、意識すべきポイントや具体的な成功、課題を伝える方法です。流れをとめずにコーチングするため、端的かつ適切なタイミングで伝える必要があり指導者のスキルが求められます。
〈メリット〉
・練習の流れをとめないため、選手の集中力が切れない。
・タイミング良くコーチングできれば該当選手に効果的に伝わる。
〈デメリット〉
・瞬間的コーチングのため選手全員の共通認識がしづらい。
・タイミングを逃すと選手に伝わりにくくなる。
こんな特徴があるのではないでしょうか。
因みに、応援やダメ出しはシンクロコーチングではありません。もちろん「何でできないの?」のようなコーチングは絶対にNGです。
ケースバイケースで適切なコーチングを選択すべきですが、まずは指導者が現場に立つ上で大切なことは「そのスポーツのルールや本質を理解していること」だと考えます。
効果的なトレーニングは、指導者と選手の関係性を強固なものしてくれることは間違いありません。
講座を通じてコーチングスキルの幅を広げて頂けると嬉しいです!!!