今回は、教育科目で学ぶ「子どもの4つの特性」について考えたいと思います。
いきなりですが、皆さんは「児童憲章」を知っていますか?
児童憲章とは、1951年5月5日(子供の日)に日本国憲法の精神に基づき、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福を図るために定められた児童の権利宣言です。
「児童は、人として尊ばれる。
児童は、社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境の中で育てられる。・・・」
※全文詳細は文部科学省サイトをご確認ください。
(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/attach/1298450.htm)
是非、子どもと関わる方は一度目を通してみてください!
子どもの学習やスポーツにおけるやる気に関して“強制”になった瞬間に、やりたくなくなるものだと捉えています。
では、自ら進んでやるようになるために必要なポイントを「子どもの4つの特性」と合わせて考えてみます。
■子どもの4つの特性
①子どもは競争したがる
争うことが好きであり、勝ったり負けたりすることから成長します。
②子どもは真似をしたがる
生まれながら「真似る力」を持っており、巧みに活用すべき特性です。
③子どもは難しいことに挑戦したがる
「できそうだな」と感じることはやりたくなるもので、少しだけ難しい課題設定が大切です。
④子どもは認めたがる
子ども扱いをせず「認めた」上で褒めることで成長します。
各特性に対するスポーツ現場における指導方法は、ぜひ講義内で学んでいただければと思います。
前提として子どもたちを指導するには「子どもの特性を理解し、子どもがスポーツ活動に夢中になるような環境」作りが、私たち指導者に必要なことではないでしょうか。