いよいよ4年に1度のサッカーの世界大会!「ワールドカップ」が開催されますね!
ワールドカップは、数多くあるスポーツの世界大会の中でも、世界中の人々が熱狂するスポーツ祭典の一つではないでしょうか?
皆さんはそんなスポーツの祭典をテレビ観戦などしますか?また誰と観戦しますか?
1人で観戦する?友だちや同僚と観戦する?それとも子どもや家族と観戦する?
今回は、スポーツ観戦が子どもの成長に大きく影響する情報をお伝えします!!
子どもはスポーツ観戦にあまり興味がない!?それはなぜ?
子どもは基本的に、スポーツに関して見るよりやる!方に注力すると思います。一緒にスポーツ観戦していてもすぐに飽きちゃったり、最初から観ようとしなかったりすることはありませんか?
これは決して家庭内のことには限らず、通っているスポーツチームで観戦したとしても、興味を持たない子どもが多くいると思います。
・観るよりもやる方が楽しい!
それはやっぱり人のプレーを観るよりも、自分自身がやる方が楽しいということや、あまり代表やプロスポーツ選手を観て学んで、上手くなろうと思えない環境にいるからです。
・観ることに価値を感じていない
これは間違いなく指導者が大きく影響している部分です。指導者の皆さんも指導の幅を広げるために本を読んだり、YouTubeを観たり、セミナーを受けたりしているのではないでしょうか?
では、なぜ?指導者はそう行動に移せているか?それは、指導を上手くなりたい、子どもたちを成長させたいという強い想いといった動機づけがあるからではないでしょうか?
それは子どもも一緒です。おそらく観ることに対して、面白さや興味、またその先の成長に必要なものと捉えていないからです。ここで重要なのは、スポーツ観戦をするための動機づけとなります。
なぜ、スポーツ観戦が子どもの成長に繋がるの?
・子どものスポーツに対する価値観が広がる
今いる環境でスポーツをプレーしているだけでも、もちろん成長には繋がっていきます。ですが、それでは「井の中の蛙大海を知らず」です。自分のチームというその環境だけの世界では、自分のレベルはもちろんのこと、外の世界のレベルを知ることはできません。
だからこそ、まずは周りの世界を知ることから始めてみましょう。
・憧れの選手、目標とする選手が子どものロールモデルとなる
子どもの想像を超えるプレーを魅せてくれた選手は、間違いなく子どもにとって今後の目指すべき指標になり、子どもの将来の夢や目標に繋がっていきます。自分もこんな選手になりたい、こういう選手と一緒にプレーしてみたいという夢や目標ができることで、今までにないモチベーションアップに繋がるのです。
・プレーや行動を見て、学び、自分の力に変える
目標や夢ができたら、そこを目指していくのが子どもです。憧れを持つ選手のプレーを自分もしてみたいとなった時、自然とスポーツ観戦をするようになったり、YouTubeでプレー集を観るようになるでしょう!
自分自身のプレーを楽しみながらも、世界各国の代表選手がプレーする世界大会を見ることは、間違いなく子どもたちの成長に繋がり、今後レベルアップしていく刺激に繋がっていくことは間違いなしです。
成長に繋がるなら・・・どうやって?
・プレー以外のスポーツの楽しさを伝えよう
普段の教室にてスポーツの楽しさを伝えるのは大前提ですが、その教室外でも子どもたちにスポーツの楽しさをお伝えしましょう。
例えば、「〇〇君シュートが上手になったよね。△△っていう選手のプレーに似ているから見て、真似してみたらもっとレベルアップするかもしれないね!これからワールドカップあるから観てみても良いかもしれないね!」といったように、今の子どもの頑張りやレベルアップしていること、得意なプレーをピックアップして興味を持ってもらうのも大切です。
・観戦の楽しみポイントを伝えよう
サッカーワールドカップで例えるとどうしてもサッカーは点数が動きにくいスポーツの一つですし、ゴールが生まれない試合も多々あります。これが間違いなく子どもが観ようとしない、つまらないと感じてしまう原因の一つです。そこで、興味を持ってもらうためには、ゴール以外でも楽しめるポイントを伝えよう。
例えば、アシストをするのが好きな選手であれば、ゴールに繋がりそうなパスがどういうものがあるのかなど観てみる、ボールを奪うことが好きな選手であれば、どのようなタイミングでボールを取りに行っているか、どのように体を使っているかなど、興味を持とうと思ってもらえるポイントを伝えてみましょう。
ご覧になっていただきどうだったでしょうか?
指導者の仕事は決して子どもたちにスポーツを指導して、上達させる教室内だけではありません。教室以外も含めて子どもたちがどれだけそのスポーツを好きになってくれるか、興味を持ってくれるか、上手くなりたい、一生懸命頑張りたいと思ってくれるかを伝えることも大切な指導者の役割です。
4年に1度のサッカーの祭典「ワールドカップ」がせっかくありますので、この機会を見逃さず、子どもの成長に繋げると共に、子どもにスポーツ観戦の楽しさを伝えてみてはいかがでしょうか?
リーフラスアカデミーの紹介
リーフラスアカデミーでも「チャレンジ」という科目で、子どもの興味を惹きつける指導方法を学べる科目を用意しております。
リーフラス株式会社 マーケティング事業部 市川雄大(いちかわ ゆうだい)
子ども向けスポーツスクール運営企業で10年勤務。指導員として2014年度最優秀賞を獲得、スポーツ指導を行う傍ら、地区責任者、ベトナム学校建設プロジェクトやチームビルディング企業研修講師、パラリンピックアスリート通訳に従事。
イギリスへ中学から大学まで留学、筑波大学大学院(体育学専攻)卒業。
現在は非認知能力測定システム「みらぼ」の開発やリーフラススポーツスクール指導員メソッドの開発に携わる。