スポーツ環境にとっての安全とは?

皆さんは、指導者としてスポーツを実施する、または子どもたちや選手にスポーツ環境を提供する上で、どこまで「安全」について考えているでしょうか?
「安全」と言っても、「安全」な環境を作るために、たくさんのことを考慮しなくてはならないことご存知でしょうか?

  • スポーツ活動中の怪我や体調不良
  • 雷や地震などの天候不良や自然災害
  • 事故につながる恐れがある会場までの交通アクセス
  • 事件に繋がる恐れがある不審者
  • ハチ、毛虫などの毒虫による虫刺され

など、あらゆる危害やリスクを想定し、想定外の危害やリスクをもたないことが重要です。

安全・安心の連携トライアングル

これらの安全なスポーツ環境を提供するために、指導者1人の力では限界があります。
そこで、大切になるのが「保護者」「施設・団体」との連携トライアングルです。
この連携を強固にしていくことで、子どもたちのスポーツ環境を安全に提供することに繋がります。

安全環境の準備や提供だけでは不十分!予防と対応方法の重要性

安全な環境を準備して実施することはもちろん大切ですが、どんなに安全に徹底した環境を準備していたとしても、予期せぬ事故が発生してしまうことも往々にしてあります。また、安全のために実施をしないという判断も必要になることもあります。

その時に重要となるものが、

  • リスクマネジメント(危機事態発生の予防)
  • クライシスマネジメント(危機事態発生後の対処)   になります。

リスクマネジメントとは、例えば、日中炎天下の活動を避け、夕方以降の時間帯にずらして活動をおこない、暑熱環境下における熱中症の発生を予防するといった管理がリスクマネジメントとしてあげられます。

また、クライシスマネジメントとは、例えば選手の怪我の処置として、応急手当に必要な知識や救急備品を使用し、怪我の悪化を防ぐといった管理がクライシスマネジメントとしてあげられます。危機事態が発生後に被害を最小限におさえる対処をする管理法です。
これらの予防と対応方法の徹底も安全なスポーツ環境の提供に繋がります。

すべての状況を想像し、様々な角度から対応方法を考えてみましょ

リーフラスアカデミーの活用

リーフラスアカデミーでも「スポーツの安全と安心」という科目で、安全なスポーツ環境の提供方法を学べる科目を用意しております。

リーフラス株式会社 マーケティング事業部 市川雄大(いちかわ ゆうだい)
子ども向けスポーツスクール運営企業で10年勤務。指導員として2014年度最優秀賞を獲得、スポーツ指導を行う傍ら、地区責任者、ベトナム学校建設プロジェクトやチームビルディング企業研修講師、パラリンピックアスリート通訳に従事。
イギリスへ中学から大学まで留学、筑波大学大学院(体育学専攻)卒業。
現在は非認知能力測定システム「みらぼ」の開発やリーフラススポーツスクール指導員メソッドの開発に携わる。